モサ日記

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関西発ロックバンドAMERICA-JIN 2ndフルアルバム「メリケン大革命」全曲レビュー

 

関西発のテクニカルロックバンドAMERICA-JIN待望の2ndフルアルバム「メリケン大革命」を全曲レビューします。

 

 

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AMERICA-JIN「メリケン大革命」

 

1.パパは狂ったサイエンティスト

2.俺はイカれたナイフ

3.アベ政治を許さない

4.パリパリパーリパーティーナイツ

5.ハイスクールライフ

6.ガンジーはインド人

7.狂〜CRAZY PIERROT〜

8.激辛インドカレー

9.SHISHAMOの宮崎朝子、お前と結婚したい

10.ともだちってなにさ

11.邦ロック三国志赤壁の戦い

 

 

 

1.パパは狂ったサイエンティスト

AMERICA-JIN初の打ち込みによるダンスロックナンバー。ただし無料のフリーソフトとフリー音源を用いて制作されているため、音質はファミコンと同じぐらいしかない。そのくせ15分にも及ぶ長さのため聴いているこっちが狂いそうになる。

 

 

2.  俺はイカれたナイフ

歪ませすぎて何が何だかわからないギターサウンドをバックに、ボーカルのTAKU-ZOWが12分にわたり奇声を発し続けるという曲名通りイカれたロックナンバー。ライブでこの曲を演奏するとTAKU-ZOWの喉は完全に破壊されるため、それ以降は一切何も歌えなくなる。

 

 

3.アベ政治を許さない

政権批判ロック・ナンバー。メンバー達は今の総理大臣が誰かも知らないほど政治に無知だが、ベースのKANEYANの母が共産党員であり、その母の意向により作られることになったいわくつきの一曲。

 

 

4.パリパリパーリパーティーナイツ

ライブでの定番曲。定番曲といっても別に盛り上がるわけではなく、ただメンバーにとって演奏が簡単であるという理由のみをもって毎回必ずライブで演奏されるロック・ナンバー。一回のライブで2回この曲が演奏されることもある。

 

 

5.ハイスクールライフ

自分達の高校時代の青春の想い出を爽やかに歌い上げたロック・ナンバー。しかしボーカルのTAKU-ZOWは高校時代クラスの女子の下着を盗んで自分の学生服の裏側に縫い付けた罪により少年院送致、ギターのBAKUDANは勉強についていけず高1の秋授業中にうんこを漏らしてそのまま自主退学、ベースのKANEYANとドラムのYO-YO-MAは中卒とそれぞれ高校生活の想い出など何も無いので歌詞は全て捏造である。

 

 

6.ガンジーはインド人

「反体制の象徴としてのロックが内包する権威主義的エレメントのパラドックスに真っ向から向き合った意欲作」と近所のホームレスも話すほどの革新的ロック・ナンバー。ドラムのYO-YO-MAによる情念のこもった和太鼓の音色が聴く者にガンジスの流れを感じさせる文句なしの神曲

 

 

7. 狂〜CRAZY PIERROT〜

プロデューサーの山じいも絶賛した妖艶的ハードロック・ナンバー。間奏の超絶技巧ギターソロが聴く者を魅了するが、ギターのBAKUDANは難しすぎて弾けなかったため、BAKUDANの近所の大学生吉田が代わりにギターソロを弾いている。

 

 

8. 激辛インドカレー

アップテンポなロック・ナンバー。この曲はあまりに激しく、ライブで演奏するとメンバー全員全身骨折するためライブでは絶対に演奏されない幻の曲。

 

 

9.SHISHAMOの宮崎朝子、お前と結婚したい

人気ガールズバンドSHISHAMOのギターボーカル宮崎朝子への歪んだ愛をねちっこく歌い上げるロック・バラード。TAKU-ZOWの歌い方のあまりの気持ち悪さにプロデューサーの山じいは卒倒して2週間入院した。

 

 

10.  ともだちってなにさ

TAKU-ZOWがBAKUDANに、二年前に貸した三万円をいい加減返してほしいと伝えたところ、「友達から金とるんか!」と言われた時の気持ちを歌った曲。TAKU-ZOWは少額訴訟でBAKUDANを訴えようか今もまだ悩んでいる。

 

 

11.邦ロック三国志赤壁の戦い

壮大なドラの音色が印象的な、本アルバムのラストを飾るロック・ナンバー。現在の邦楽ロックシーンは事実上「SEKAI NO OWARI」一強独占状態であり、実力的に次に位置する「AMERICA-JIN」 が、同じく実力派バンドである「BUMP OF CHICKEN」と同盟を結ぶことで、王者SEKAI NO OWARIを打ち倒すことができる…という邦楽ロック史観を歌った曲であるが、メンバーの認識が現状とあまりにかけ離れているため、聴く者はその頭にハテナマークを浮かべること必至であろう名曲。